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2024年11月23日
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ピンホールカメラの原理 / 熊崎さんの説明

2013年10月02日
主催の熊崎さんのピンホールカメラの説明パネルです(o'v'o)

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ピンホールカメラとは(熊崎さんの説明より)

2012年08月22日

創作ピンホールカメラ展の会の主催者の熊崎さんの説明を掲載しておきます。

「ピンホールカメラの原理は、およそ2000年前ギリシャの哲学者アリストテレスが、木漏れ日の中に映っている日食を発見したことに由来します。その後レオナルド・ダ・ピンチが使ったとされる「カメラオブスクラ」がカメラの原点となっていますが、当時はまだ感材は発見されておらす絵を描くための装置として使われていました。その後フランスの二エプスがアスファルトを原料にして写真用の感材を作りましたが感度が低く、なんと露出に8時間もかかったそうです。

ピンホールカメラとは

被写体に当った光は反射光となり、針穴を通して暗箱の中に真直ぐに入り、無数の点となって重なりあって像を作ります。レンズのように屈折はしませんが、天からの光は対角線状に下に来るため天地が逆に、また左右も反対に写ります。 焦点は結ばないのでパンフォーカス(遠くも近くも同じようにピントが合う状態)となります,フランジバック (暗箱の深さ=ピンホールとフィルムまでの距離)を変えることにより、広角も望遠も自由に作ることができます。また、ヘリコイド(ピンとを合わせる装置)がいらないので、自作しやすいカメラといえます。 今なぜピンホールカメラが復活したかと言いますと、感材の発達が大きな要因となっています。フィルム感度が飛躍的に向上したのであのダ・ピンチが考案した「カメラオブスクラ」で、ようやく写真が写せる時代になったのです。でも、何故デジタルカメラ全盛の今そんな原始的な方法で写さなければならないのかと疑問視されるかも知れませんが、それは、普通のカメラでは得られない不思議な空気感や、しっとりとしたやわらかな画像が、時間とともにフィルムの中に閉じ込められるからです。デジタルのように光を一度殺してしまうのとは違い、英語でピンホールのことをエアーレンズと呼ぶように、空気と光で写す本物の写真が写せるからです。 本展では参加メンバー全員が各自の技術とアイデアを駆使して、オリジナル性を競っています。どうぞ、ごゆっくりご覧くださいませ。

主催者代表 熊崎勝」

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